真夏は80度近くにもなる?車のダッシュボードが黒ばかりで白にならない理由

真夏は80度近くにもなる?車のダッシュボードが黒ばかりで白にならない理由
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真夏の炎天下では、車内のダッシュボードが非常に高温になります。

黒いダッシュボードは80℃前後まで達することもあり、「これほど熱くなるなら白にした方がいいのでは?」と疑問に思う人も少なくありません。

白い色は太陽光を反射しやすく、黒よりも表面温度を抑えやすいとされています。

それでも、多くの自動車メーカーは黒やダークグレーを採用し続けています。
その背景には、温度だけでは決められない、安全性やデザイン性など複数の理由があります。

この記事では、ダッシュボードが黒である理由や、白を採用しないメリット・デメリット、夏場の熱対策まで分かりやすく紹介します。

  • 真夏のダッシュボードは80℃近くになることもある
  • 白なら温度は下がるのに採用されない理由
  • 黒いダッシュボードにはデザイン面のメリットもある
  • 白いダッシュボードを採用するデメリット
  • 夏場の車内温度を下げる方法
  • 黒でも熱を抑える工夫は進んでいる
目次

真夏のダッシュボードは80℃近くになることもある

夏の日差しが強い日に車を屋外へ駐車すると、車内は短時間で高温になります。

特にダッシュボードはフロントガラス越しに直射日光を受け続けるため、車内でも最も熱くなりやすい場所です。

外気温が35℃前後の日でも、車内温度は50℃を超えることが珍しくありません。

ダッシュボードの表面温度は条件によって70~80℃程度に達するケースもあります。

このような高温になると、スマートフォンやモバイルバッテリー、眼鏡、ライターなどを置きっぱなしにするのは危険です。

熱によって故障や変形が起きたり、製品によっては発火のリスクが高まる可能性もあります。

また、ハンドルやシフトノブも非常に熱くなるため、乗車直後はやけどに注意が必要です。

白なら温度は下がるのに採用されない理由

白は光を反射しやすく、黒よりも熱を吸収しにくい色です。

そのため、ダッシュボードを白くすれば表面温度はある程度下げられると考えられます。

しかし、多くの車が黒いダッシュボードを採用している最大の理由は、安全性にあります。

白いダッシュボードは太陽光を反射しやすく、その光がフロントガラスへ映り込むことがあります。

運転中にガラスへダッシュボードが映ると、歩行者や標識、信号が見えにくくなり、視界を妨げる原因になります。

特に朝や夕方のように太陽の位置が低い時間帯は、反射の影響が大きくなります。

一方、黒は光を吸収するため反射が少なく、ガラスへの映り込みを抑えられます。

運転しやすい視界を確保できることから、安全性を重視する自動車メーカーでは黒系の内装が選ばれているのです。

黒いダッシュボードにはデザイン面のメリットもある

黒は見た目を引き締め、高級感を演出しやすい色です。
そのため、高級車だけでなく一般的な乗用車でも広く採用されています。

さらに、長く使用すると細かな傷やホコリ、汚れが付きますが、黒やダークグレーはそれらが目立ちにくいという特徴があります。

白やベージュ系は明るく開放感がある一方で、汚れや変色が目立ちやすく、経年劣化による色の違いも分かりやすくなります。

また、メーターやナビ画面とのコントラストも取りやすく、運転中に視線が散りにくいという利点もあります。

白いダッシュボードを採用するデメリット

白いダッシュボードには温度上昇を抑えられる可能性がありますが、それ以上に課題もあります。

最も大きいのは、フロントガラスへの映り込みです。
これは運転中の安全性に直結するため、メーカーにとって無視できません。

さらに、汚れや黄ばみが目立ちやすく、紫外線による変色も起こりやすくなります。

ダッシュボードは毎日紫外線を浴びるため、色の変化や劣化が進みやすい部分です。
白系の素材では、その変化がより目立ってしまいます。

このように、温度面だけでは白が有利でも、安全性や耐久性、見た目のバランスを考えると黒のほうが総合的に優れていると判断されています。

夏場の車内温度を下げる方法

ダッシュボードの色を変えることは難しくても、工夫次第で車内温度の上昇はある程度抑えられます。

最も手軽なのがサンシェードです。
フロントガラスから入る直射日光を遮ることで、ダッシュボードの温度上昇を軽減できます。

屋外へ長時間駐車する場合は、できるだけ日陰を選ぶことも効果的です。

乗車前にはドアを数回開閉して熱気を逃がしたり、窓を開けながらエアコンを作動させたりすると、車内の熱気を効率よく外へ排出できます。

また、ダッシュボードマットを使用すると、表面温度の上昇を多少抑えられるだけでなく、紫外線による劣化防止にも役立ちます。

黒でも熱を抑える工夫は進んでいる

最近の自動車では、見た目は黒でも熱を吸収しにくい特殊な素材や表面加工が採用される例が増えています。

赤外線を反射しやすい塗装や、熱による変形を防ぐ耐熱樹脂、紫外線による色あせを抑えるコーティングなど、さまざまな技術が使われています。

そのため、以前の車と比べると、黒いダッシュボードでも熱のこもり方や耐久性は改善されつつあります。

メーカーは安全性を最優先にしながら、快適性とのバランスを取るために改良を続けているのです。

まとめ

真夏のダッシュボードは、条件によって80℃近くまで熱くなることがあります。

白い色は黒よりも熱を吸収しにくいため、表面温度を下げる効果は期待できます。

それでも多くの車で黒が採用されている最大の理由は、フロントガラスへの映り込みを抑え、安全な視界を確保するためです。

さらに、汚れや傷が目立ちにくく、高級感を演出しやすいことも黒が選ばれる理由となっています。

近年は、黒いままでも熱を抑える素材やコーティング技術が進化しており、安全性と快適性の両立が図られています。

夏場はサンシェードや日陰駐車などを上手に活用し、車内の温度上昇をできるだけ抑えることが、快適で安全なドライブにつながるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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