作業中に突然画面が固まり、マウスもキーボードも反応しない—
—そんな「フリーズ」は、誰のPCでも起こり得るトラブルです。
焦って電源ボタン長押しで強制終了すると、未保存データが消えるだけでなく、ストレージやシステムファイルに悪影響が出ることもあります。
結論から言うと、フリーズ時はいきなり強制終了せず、段階的に負荷を減らして復旧を試すのが安全です。
この記事ではWindows 10/11を例に、フリーズの主な原因、フリーズかどうかの見分け方、強制終了前に試したい対処手順、そして予防策までをまとめて解説します。
- パソコンがフリーズする主な原因
- 本当にフリーズ?まず確認したいチェック項目
- 強制終了の前に試すべき対処法7選【安全な順】
- フリーズを減らすために日頃からできる予防策
パソコンがフリーズする主な原因

フリーズは「PCが壊れた」だけが原因ではありません。
よくある原因を押さえると、次回以降の再発防止にもつながります。
本体が熱を持ちすぎている【熱暴走】
内部温度が上がると、部品保護のために動作が止まることがあります。
原因の例は以下です。
- 冷却ファンの故障・回転数低下
- 直射日光が当たる場所、暑い部屋での使用
- 通気口のホコリ詰まり、排熱ができない
メモリ不足で処理が追いつかない
アプリを同時に開きすぎたり、常駐ソフトが増えたりすると、メモリ(RAM)が足りず固まりやすくなります。
ブラウザのタブ大量開きも典型例です。
ウイルスや不正ソフトによる高負荷
感染するとCPUやメモリに過剰な負荷がかかり、動作が不安定になります。
添付ファイル、怪しいサイト、ダウンロードなどがきっかけになりがちです。
アプリ側の不具合・相性問題
特定のアプリを開いたときだけ固まる場合は、アプリ自体の不具合、古いバージョン、OS非対応などが疑われます。
マウス・キーボード・モニターなど周辺機器のトラブル
「フリーズした」と思ったら、実は入力機器が動いていないだけ、ということもあります。
- ワイヤレス機器の電池切れ
- ドングル未接続・接触不良
- USBポートの不調
- モニターの不具合で画面が映っていない
HDD/SSDなどストレージの劣化・故障
長年使うと読み書きが遅くなり、フリーズや動作不良が増えることがあります。
ここが原因の場合、自然に治る可能性は低めです。
本当にフリーズ?まず確認したいチェック項目
フリーズ時は「原因の切り分け」が復旧を早めます。
周辺機器の状態を確認する
- マウス・キーボードの電池は切れていないか
- ケーブルが抜けていないか
- 無線設定や受信機(ドングル)は正しく接続されているか
特定の機器だけ反応がないなら、PC本体よりもその機器側の問題の可能性が高いです。
アクセスランプを確認する
HDD/SSDのアクセスランプが点滅しているなら、裏で処理が走っている可能性があります。
点滅中の強制終了はリスクが上がるので、まずは待機を検討しましょう。
強制終了の前に試すべき対処法7選【安全な順】
フリーズ時は「待つ→負荷を下げる→ログオフ→再起動→周辺機器切り離し→最後に強制終了」の順が基本です。
1)まずは数分待つ(放置)
重い処理の最中なら、処理が終われば戻ることがあります。
- カーソル横に待機マークが出ている
- アクセスランプが点灯・点滅している
この状態でいきなり落とすと、作業中データが破損する恐れがあるため注意してください。
2)アプリだけ固まっているなら閉じる
PC全体ではなく、1つのアプリだけフリーズしているケースも多いです。
- 右上の「×」で終了を試す
- 「Alt」+「F4」でアプリ終了を試す
反応がない場合は、次のタスクマネージャーへ進みます。
3)タスクマネージャーで固まったアプリを終了する
【開き方(Windows 10/11)】
- 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」
または - スタートボタン右クリック → 「タスクマネージャー」
【終了手順】
- 「プロセス」から固まっているアプリを選ぶ
- 「タスクの終了」を実行する
アプリが原因なら、これでPCが復帰することがよくあります。
4)原因が分からないならサインアウト(ログオフ)
アプリを特定できない場合は、サインアウトで一括終了を狙う方法が有効です。
再起動より早く戻ることもあります。
【手順】
- 「Ctrl」+「Alt」+「Del」
- 画面から「サインアウト」を選ぶ
5)再起動する
サインアウトできない、サインインしても改善しない場合は再起動。
【マウス操作ができる場合】
- スタート → 電源 → 再起動
【マウスが効かない場合】
- 「Ctrl」+「Alt」+「Del」
- 「Tab」で電源アイコンへ移動
- 「Enter」→「再起動」を選ぶ
6)外部機器を外してみる
周辺機器の干渉が原因のこともあります。
- USB機器(外付けHDD/SSD、プリンター、USBハブなど)
- 外部モニター
- ワイヤレス受信機(ドングル)
取り外して改善するなら、原因機器の交換・修理を検討しましょう。
7)最後の手段:強制終了する
ここまで試しても完全に反応しない場合のみ、電源ボタン長押しでシャットダウンします。
- ノート/デスクトップともに「電源ボタン長押し」が基本
- デスクトップの電源ケーブルを抜くのは避ける(リスクが高い)
強制終了は、ストレージやシステムファイル破損につながる可能性があるため「最終手段」として扱ってください。
フリーズを減らすために日頃からできる予防策
フリーズは“習慣”で減らせます。難しい設定より、まずは基本を徹底するのが効果的です。
必要なアプリだけ起動する
- 使わないアプリは閉じる
- 常駐ソフトを増やしすぎない
- 不要ソフトはアンインストールして空き容量を確保する
HDD搭載機なら、データ整理や最適化(デフラグ)を適切に行うと改善する場合があります。
熱がこもらない環境で使う
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 通気口を塞がない
- 冷却ファン・通気口のホコリを定期的に掃除する
- 長時間のつけっぱなしを控える(適度に再起動)
OS・ソフトを最新に保つ
- Windows Updateを後回しにしない
- アプリも更新して相性問題を減らす
- ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを最新にする
データが消えた・起動できないときは無理に触らない
フリーズが頻発する、再起動しても改善しない、強制終了後にデータが消えた…という場合、自己流で操作を続けると状況が悪化することがあります。
重要データがあるなら、早い段階で専門業者への相談も選択肢に入れてください。
まとめ
パソコンがフリーズしたときは、焦って強制終了する前に、以下の順で対処するのが安全です。
- 数分待つ(処理中か確認)
- アプリを閉じる/タスクマネージャーで終了
- サインアウト
- 再起動
- 周辺機器を外す
- 最後に強制終了
そして、普段から「熱対策」「同時起動を減らす」「アップデート」「バックアップ」を意識することで、フリーズの頻度は下げられます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
