車のリアワイパーにビニール袋をぶら下げて走る車両を目にしたことはないでしょうか。
多くの場合その中身は、散歩やお出かけ中にペットが排泄した“処理袋”です。
車内に置くと臭いが気になるため、外に吊るすという行動ですが、実はこの方法には思わぬ落とし穴があります。
道路交通法上の違反にあたる可能性があるほか、周囲のドライバーに不快感や危険を与えるおそれも。
今回は、この行為が問題視される理由と、安全に持ち帰るための代替策を詳しく解説します。
- リアワイパーにビニール袋を下げる行為が見られる理由
- 実は道路交通法違反?ワイパーに物を掛けるのが危険な理由
- ネット上では批判も多数。なぜ嫌がられる?
- 代替アイテム「ドンパック」が人気の理由
- その他にも注意!意外と知られていない違反行為
- シフトノブに袋をかけるのもNGの可能性
- ペットと車で移動する際に心がけたいポイント
リアワイパーにビニール袋を下げる行為が見られる理由

画像引用元:ECナビ
臭い対策として車外に吊るすケースが多い
車の後部ワイパーにビニール袋を引っ掛けて走行する車両は、近年ちらほら見かけるようになりました。
袋の中身は、多くが犬などのペットの排泄物です。
しかし、この“応急処置”ともいえる方法には、法律面・安全面で大きな問題があります。
実は道路交通法違反?ワイパーに物を掛けるのが危険な理由
積載設備ではない場所に物をつけると違反扱いに
道路交通法第55条では、「車両の乗車設備や積載設備以外の場所に荷物を積載して運転してはならない」と定められています。
リアワイパーはあくまで視界確保のための装置であり、物を吊るすための設備ではありません。
そのため、ビニール袋をぶら下げて走行すると、この規定に抵触する可能性があります。
また、走行中に袋が落下すれば後続車に衝突したり、道路上に散乱したりする危険があり、重大な事故につながる恐れもあるのです。
ネット上では批判も多数。なぜ嫌がられる?
「後ろを走りたくない」という声が多い
SNSや掲示板では、リアワイパーのビニール袋について否定的な意見が多く見られます。
- 落下したら迷惑
- 臭いが飛んでくる可能性がある
- 中身が排泄物だとわかると不快
- 危険物に見えることもある
このように、周囲のドライバーに強いストレスや不安を与えてしまう点も問題視されています。
代替アイテム「ドンパック」が人気の理由
車外に取り付けても法律をクリアした安全設計
リアワイパーに袋を下げる危険性が認識されるようになり、近年はペットの排泄物を安全に車外へ収納できる専用グッズが登場しています。
その代表格が「donpac(ドンパック)」です。
ドンパックの特徴
- 強力マグネットで車体に固定
- 外部突起物規制をクリアしており合法
- 半円形のケース内に袋を収納するため見た目もスマート
- 風圧に強く、落下しにくい設計
- 価格は約2,000〜2,700円程度で導入しやすい
排泄物を入れた袋をケースに収めることで、臭いが漏れにくいうえ、周囲に不快感を与えにくい点も利点です。
その他にも注意!意外と知られていない違反行為
シフトノブに袋をかけるのもNGの可能性
実は、ワイパー以外にも“ついやってしまいがちな違反行為”があります。
そのひとつが「シフトノブにビニール袋をかける」行為です。
道路運送車両の保安基準第10条では、運転装置は「容易に識別・操作できる状態であること」が求められています。
袋をかけることで形状が隠れ、操作性が低下すれば違反と見なされる可能性があるのです。
これらの規定は、すべて「事故を未然に防ぐ」という目的で設けられています。
自分の車であっても、自由に改造・使用していいわけではない点に注意が必要です。
ペットと車で移動する際に心がけたいポイント
安全とマナーを両立するための工夫
ペットとのドライブを快適にするためには、以下のような工夫が有効です。
- 臭いを抑える専用処理袋を使う
- 車内に消臭グッズを常備する
- 可能ならケース型の車外収納を利用
- 排泄物は早めに処理し、長時間放置しない
- 周囲のドライバーへの配慮を忘れない
ほんの少し気を付けるだけで、トラブルや批判を避けながら快適に移動できます。
まとめ
リアワイパーにビニール袋をぶら下げる行為は、マナーの問題にとどまらず、道路交通法違反に該当する可能性があります。
安全面でもリスクが高く、周囲に不快感を与える行為でもあります。
ペットの排泄物を持ち帰る際は、専用の収納グッズを利用するなど、より安全で迷惑にならない方法を選ぶことが重要です。
ちょっとした配慮が、事故防止にも、気持ちよくドライブを楽しむことにもつながります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
