9月19日は何の日か知っていますか?
9月も後半に入り、少しずつ秋らしさを感じ始めるこの日には、「苗字の日」をはじめ、さまざまな記念日が設けられています。
また、世界初とされる美人コンテストが開催された日や、歴史に残る発見があった日でもあります。
さらに、9月19日生まれには政治家や科学者、俳優、ミュージシャン、スポーツ選手など、多彩な分野で活躍してきた人物がそろっています。
- 9月19日は何の日?代表的な記念日
- 苗字の日
- 9月19日のユニークな記念日
- 海外では独立を祝う国も
- 9月19日に起こった歴史的な出来事
- 9月19日生まれの誕生日占い
- 9月19日生まれの有名人
- 9月19日の花はサンダーソニア
9月19日は何の日?代表的な記念日
9月19日には歴史に由来するものから、語呂合わせによって制定されたものまで、さまざまな記念日があります。
なかでも日本の歴史と深く関係しているのが「苗字の日」です。
苗字の日

9月19日は「苗字の日」とされています。
これは戸籍を整備する目的などから、一般の人々が苗字を名乗ることを認めたものでした。
新暦では1870年10月13日にあたります。
現在では誰もが当たり前のように苗字を持っていますが、かつて苗字を公に使用できたのは、
- 貴族
- 武士
- 士族
- 一部の庶民
などに限られていました。
そのため、苗字は家柄や身分にも関係する特別なものと考えられていたのです。
ところが、平民苗字許可令が出されたからといって、すぐに一般庶民へ苗字が広がったわけではありません。
当時は「苗字を持つと新しい税金を取られるのではないか」と警戒する人がいたほか、苗字に関するさまざまな噂もあったとされています。
そこで政府は、約5年後となる1875年(明治8年)2月13日に苗字を名乗ることを義務付ける法令を出しました。
現在の日本で苗字が広く定着している背景には、こうした明治初期の制度改革があったのです。
「苗字」と「名字」は何が違う?
「みょうじ」を漢字で書く場合、「苗字」と「名字」の2種類を見かけます。
結論からいうと、どちらか一方が間違いというわけではありません。
主に言葉が生まれた背景に違いがあるとされています。
「名字」は平安時代中期ごろから使われたとされる表記です。
当時は自分が所有する土地である「名田」など、土地や場所との関係を示して名乗る習慣があり、それが次第に個人や一族を示す名称へと変化していったと考えられています。
一方の「苗字」は、家系を植物の「苗」に見立て、家が代々続いていくことを願う意味などから用いられるようになったとされています。
現代では常用漢字との関係もあり、「名字」という表記を目にする機会が多くなっています。
9.19いけんの日・平和への思いを忘れない日

画像引用元:iPromenade
9月19日には「9.19いけんの日・平和への思いを忘れない日」という記念日もあります。
2015年(平成27年)9月19日に安全保障関連法が成立したことを背景として設けられたものです。
安全保障に関する議論にはさまざまな立場や考え方があります。
この日は、
- 自分とは異なる「異見」に耳を傾ける
- 平和について改めて考える
- 法律が成立した日の議論や出来事を記憶する
といった趣旨を持つ日とされています。
賛成・反対という結論だけではなく、異なる考えを持つ人の意見にも目を向け、平和について考えるきっかけとなる日です。
9月19日のユニークな記念日
9月19日には、食べ物や観光地、語呂合わせなどにちなんだ記念日も多数あります。
世界海賊口調日
海外では9月19日を「世界海賊口調日」として楽しむ人たちがいます。
英語では「Talk Like a Pirate Day」と呼ばれるユーモアあふれる日で、普段の会話やあいさつを海賊風の口調にして楽しむパロディ的な記念日です。
歴史的な記念日というより、遊び心を楽しむイベントとして知られています。
九十九島せんぺいの日
長崎県の銘菓「九十九島せんぺい」にちなんだ記念日です。
「九十九」を「く(9)じゅう(10)く(9)」と読む語呂合わせから、9月19日に制定されています。
九十九島せんぺいは、九十九島をイメージした六角形の形が特徴のお菓子です。
愛知のいちじくの日
愛知県産いちじくのPRなどを目的として設けられているのが「愛知のいちじくの日」です。
いちじくの出荷時期と「いち(1)じく(9)」という語呂合わせを組み合わせ、
- 7月19日
- 8月19日
- 9月19日
- 10月19日
がそれぞれ「愛知のいちじくの日」とされています。
9月19日は、いちじくがおいしい季節とも重なる日なのです。
九十九島の日
長崎県佐世保市には、大小208の島々が織りなす景勝地「九十九島」があります。
その名称を「く(9)じゅう(10)く(9)」と読むことから、9月19日は「九十九島の日」とされています。
九十九島の自然や景観の魅力を広く知ってもらうことにつながる記念日です。
育休を考える日
9月19日は「育休を考える日」でもあります。
「育休」の文字を入れ替えた「休育」を「きゅう(9)い(1)く(9)」と読む語呂合わせが由来です。
育児休業について、働く本人だけではなく、職場や社会全体で考えるきっかけをつくる目的があります。
うま919日
「うまくいく」を「うま・9・1・9」と表現した語呂合わせから制定された記念日です。
馬との触れ合いを通じたホースセラピー活動などに関連し、「馬と仲良くなれば、きっとうまくいく」という前向きなメッセージが込められています。
遺品整理の日
9月19日は「遺品整理の日」としても制定されています。
「ク(9)イ(1)ック(9)」という語呂合わせと、秋のお彼岸が近い時期であることを組み合わせたものです。
故人の遺品や家族との思い出について考えるきっかけとなる日といえるでしょう。
クイックルの日
掃除用品「クイックル」シリーズに由来する記念日です。
「ク(9)イ(1)ック(9)ル」の語呂合わせから、9月19日に制定されています。
日頃の掃除や住環境について見直すきっかけにもなりそうです。
吊り足場「クイックデッキ」の日
建設現場などで使用される吊り足場「クイックデッキ」にちなんだ記念日も9月19日です。
こちらも「ク(9)イ(1)ック(9)」という語呂合わせが由来。
吊り足場は、地面から通常の足場を設置しにくい橋梁や高速道路などの工事で利用される設備です。
9月19日は正岡子規の命日
9月19日は、明治時代を代表する俳人・歌人の正岡子規が亡くなった日でもあります。
正岡子規は1902年(明治35年)9月19日に亡くなりました。
その忌日は「子規忌」と呼ばれるほか、
- 糸瓜忌
- 獺祭忌
という名称でも知られています。
「糸瓜忌」は、子規が辞世の句に糸瓜(へちま)を詠んだことに由来します。
「獺祭忌」は、子規が「獺祭書屋主人」という別号を使用していたことにちなんだ呼び名です。
文学や俳句が好きな人にとっては覚えておきたい9月19日の雑学でしょう。
海外では独立を祝う国も
9月19日は、カリブ海地域にあるセントクリストファー・ネイビスの独立記念日です。
セントクリストファー・ネイビスは1983年9月19日にイギリスから独立しました。
そのため、同国にとって9月19日は国家の歴史を象徴する重要な一日となっています。
9月19日に起こった歴史的な出来事
記念日だけでなく、9月19日には世界や日本の歴史に残るさまざまな出来事がありました。
世界初とされる美人コンテストが開催
1888年(明治21年)9月19日、ベルギーで「コンクール・ド・ボーテ」と呼ばれる美人コンテストが開催されました。
一定の条件を満たした未婚女性を対象に審査が行われ、審査員の投票によって選考する方式が採用されました。
その後、美人コンテストは各国へ広がっていきます。
日本では1891年(明治24年)に芸者の人気投票「東京百美人」が行われました。
また、一般女性を対象とする近代的な美人コンテストとしては、1908年(明治41年)に時事新報が開催した「全国美人写真審査」が知られています。
中越鉄道が全線開通
1912年(大正元年)9月19日には、富山県の中越鉄道で島尾駅~氷見駅間が延伸開業しました。
これによって氷見・高岡・城端方面が鉄道で結ばれ、中越鉄道が全通しました。
中越鉄道はその後国有化され、路線の一部は現在の城端線や氷見線などへ受け継がれています。
そのほかの9月19日の出来事
9月19日には、ほかにも次のような出来事がありました。
- 1859年:トーマス・ブレーク・グラバーが長崎の大浦にグラバー商会を設立
- 1921年:ドイツ・ベルリン郊外に自動車専用道路「アヴス」が完成
- 1941年:戦時下の映画業界再編が進められる
- 1955年:原水爆禁止日本協議会が発足
- 1970年:イギリスで後の「グラストンベリー・フェスティバル」につながる音楽イベントが初開催
- 1991年:アルプス山脈の氷河で約5300年前の男性のミイラ「アイスマン(エッツィ)」が発見される
こうして振り返ると、9月19日は交通、文化、平和運動、音楽、考古学など、さまざまな分野で歴史的な動きがあった日だと分かります。
9月19日生まれの誕生日占い
9月19日生まれの人は、星座では「おとめ座」にあたります。
一般的な誕生日占いでは、次のような要素と結び付けられることがあります。
- 星座:おとめ座
- 守護星:水星
- エレメント:土
- イメージカラー:藍
性格については、
- 頭の回転が速い
- 周囲の変化に気付きやすい
- 行動力や冒険心がある
- 愛情表現が豊か
- 気前がよい
- 変化を好みやすい
- せっかちになりやすい
- 気持ちが移りやすいことがある
などと表現されることがあります。
ただし、誕生日占いは科学的に性格を決定するものではありません。あくまで雑学や話題のひとつとして楽しむのがおすすめです。
9月19日生まれの有名人
9月19日を誕生日とする著名人には、科学者、政治家、芸能人、スポーツ選手など多彩な人物がいます。
代表的な人物を挙げると、
- 1843年:チャールズ・バレンタイン・ライリー/昆虫学者
- 1854年:高橋是清/政治家、第20代内閣総理大臣
- 1909年:フェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェ/自動車技術者
- 1925年:岡田卓也/実業家
- 1926年:小柴昌俊/物理学者、2002年ノーベル物理学賞受賞
- 1929年:成田豊/実業家
- 1940年:ポール・ウィリアムズ/シンガーソングライター
- 1946年:小野寺昭/俳優
- 1948年:ジェレミー・アイアンズ/俳優
- 1949年:ツイッギー/モデル
- 1964年:サイモン・シン/作家
- 1966年:高山善廣/プロレスラー
- 1966年:野村謙二郎/元プロ野球選手・指導者
- 1967年:細田守/アニメーション映画監督
- 1968年:おさる/タレント
- 1970年:西川貴教/ミュージシャン
- 1975年:朝日健太郎/元バレーボール選手・政治家
- 1975年:久保ミツロウ/漫画家
- 1989年:IMALU/タレント
- 1990年:福田沙紀/俳優
- 1993年:渡辺美優紀/タレント
- 1996年:兒玉遥/俳優
- 1997年:唐田えりか/俳優
- 生年非公表:古川未鈴/歌手・タレント
などがいます。
特に科学、政治、音楽、スポーツ、映画など幅広いジャンルで活躍する人物がそろっているのが印象的です。
9月19日の花はサンダーソニア
サンダーソニア

9月19日の花として挙げられる植物のひとつが「サンダーソニア」です。
サンダーソニアは、オレンジや黄色のランタンを思わせる個性的な花を咲かせます。
そのかわいらしい姿から、切り花やフラワーアレンジメントでも親しまれています。
サンダーソニアに関連する花言葉としては、
- 祝福
- 祈り
- 望郷
- 愛嬌
などがあります。
「祝福」という前向きな花言葉があるため、誕生日などのお祝いに花を贈る際の候補としても考えられるでしょう。
ただし、誕生花や花言葉には複数の説があり、資料によって9月19日の花として紹介される植物や花言葉が異なる場合があります。
まとめ|9月19日は苗字や歴史、文化にまつわる話題が豊富な日
9月19日は「苗字の日」をはじめ、日本の歴史や文化に関係するさまざまな記念日がある日です。
明治初期には一般の人々が苗字を名乗ることを認める制度が生まれ、現在では当たり前となっている「苗字」をめぐる大きな転換点となりました。
また、9月19日には、
- 苗字の日
- 9.19いけんの日・平和への思いを忘れない日
- 世界海賊口調日
- 九十九島の日
- 育休を考える日
- クイックルの日
- 正岡子規の忌日
- セントクリストファー・ネイビスの独立記念日
など、ジャンルの異なる記念日や出来事があります。
歴史に目を向ければ、美人コンテストの開催、中越鉄道の全通、グラバー商会の設立、グラストンベリー・フェスティバルにつながるイベントの開催、アイスマンの発見なども9月19日に関連する出来事です。
そして9月19日生まれには、高橋是清、小柴昌俊、細田守、西川貴教など、各分野で知られる人物が多数います。
「9月19日は何の日?」と聞かれたときは、まず「苗字の日」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
身近にある自分の苗字が、いつ、どのような経緯で生まれたのかを調べてみるのも、9月19日ならではの楽しみ方です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
