パソコンを使っていると、「サー」「ウィーン」といった駆動音が聞こえることは珍しくありません。
しかし、突然「カチカチ」「カタカタ」「ガガガ」といった音が鳴り始めた場合は注意が必要です。
結論から言うと、その音がハードディスク(HDD)由来であれば、故障やデータ消失が目前に迫っている可能性があります。
異音を放置した結果、ある日突然パソコンが起動しなくなり、大切な写真や仕事のデータを失ってしまうケースも少なくありません。
今回は、PCから「カチカチ音」が鳴る主な原因など、解説していきます!
- PCから聞こえる「カチカチ音」の正体とは?
- ハードディスクからカチカチ音が鳴る原因
- HDDの異音に気づいたら最優先ですべきこと
- HDD以外が原因で発生する異音もある
PCから聞こえる「カチカチ音」の正体とは?

通常のHDD駆動音との違い
ハードディスクは内部で円盤(プラッタ)を高速回転させてデータを読み書きしているため、
- サー
- ウィーン
といった一定の回転音が発生します。
これは正常な動作音であり、基本的に心配はいりません。
また、購入当初から小さく「カタカタ」と鳴るHDDもありますが、音が一定で変化しない場合は、性能上の個体差であることも多いです。
危険な異音の特徴
一方で、次のような音が出始めた場合は要注意です。
- 突然「カチッ、カチッ」と規則的に鳴る
- 「ガガガ」「カラカラ」と擦れるような音がする
- 日を追うごとに音が大きくなっている
- アクセス中に異音が頻発する
これらはHDD内部で物理的な異常が起きているサインである可能性が高く、非常に危険な状態です。
ハードディスクからカチカチ音が鳴る原因
HDDの異音は、主に以下のトラブルが関係しています。
磁気ヘッドの異常
HDD内部には、データを読み書きするための磁気ヘッドがあります。
このヘッドが正常な位置に戻れなくなると、「カチカチ」と同じ動作を繰り返す音が発生します。
この状態では、
- プラッタとヘッドが接触する
- 表面に傷がつく
- データが物理的に破損する
といった深刻な事態につながります。
セクタ不良(データ記録領域の異常)
HDDのデータ保存領域(セクタ)が破損すると、読み取りエラーが発生し、ヘッドが何度も同じ場所にアクセスしようとして異音を出すことがあります。
HDDの寿命・経年劣化
HDDは消耗品です。
使用年数や稼働時間に比例して劣化が進みます。
一般的に、使用から3〜5年以上経過しているHDDは、異音が出始めても不思議ではありません。
HDDの異音に気づいたら最優先ですべきこと
すぐにデータのバックアップを取る
パソコンがまだ起動する状態であれば、最優先でデータのバックアップを行ってください。
- 外付けHDD・SSD
- USBメモリ
- クラウドストレージ
など、可能な方法で重要データだけでも退避させましょう。
⚠️ この時点で
- 大量コピー
- 長時間の連続操作
はHDDに負荷をかけるため、必要最小限に留めるのが安全です。
HDDの交換を検討する
異音が出ているHDDは、いつ完全に壊れてもおかしくありません。
バックアップが取れたら、速やかにHDDからSSDへの換装、またはPCの買い替えを検討しましょう。
HDD以外が原因で発生する異音もある
ファンからの異音
PC内部には、
- CPUファン
- 電源ユニットファン
- ケースファン
など複数のファンがあります。これらから出る異音の主な原因は以下です。
- ホコリの詰まり
- ケーブルやケースとの接触
- 経年劣化による軸ブレ
ファン異音の場合、
- 「カラカラ」
- 「ブーン」
- 「ガリガリ」
といった音が多く、掃除や部品交換で改善するケースも多いのが特徴です。
コイル鳴き(コイルノイズ)
電源ユニットやグラフィックボード、マザーボードのコイルが振動して、
- キーン
- ジー
といった高音が出ることがあります。
シャットダウン後も聞こえる場合は、コイル鳴きの可能性が高いです。
これは故障ではない場合も多いですが、気になる場合は交換を検討します。
バックアップが間に合わない場合はデータ復旧も検討
異音が出始めた時点で、すでにデータが破損しているケースもあります。
市販・無料のデータ復旧ソフトで対応できる場合もありますが、
- 物理的にHDDが破損している
- 異音が激しい
- 認識しない
といった場合、無理な操作は逆効果です。
HDDを通電し続けることで状態が悪化し、復旧不可能になることもあるため、重要データがある場合は専門のデータ復旧業者への相談を視野に入れましょう。
まとめ|PCのカチカチ音は「今すぐ行動すべき危険信号」
最後にポイントを整理します。
- PCからの「カチカチ音」はHDD故障の前兆である可能性が高い
- 特に音が大きくなる・頻発する場合は危険度が高い
- 起動できるうちにデータバックアップを最優先
- HDDは消耗品のため、交換が前提
- 無理な操作はデータ復旧の可能性を下げる
「まだ使えるから大丈夫」と放置するのが、最も危険な選択です。
異音に気づいたら、早めの対応で大切なデータを守りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
